2011年07月07日

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こんばんわ!

どうもお久しぶりです。
先日、宮城県に行ってまりました。

最初に言っておきますとボランティアでもなければ、
被災地支援でもありません。



震災から3カ月。
まだまだ大変な時期に宮城県に店舗を構えるスクラムという
CDショップから"cocoon"入荷の一報が入ったのは発売日から
一週間前くらいの事。

東北は生まれてこの方、一回も行ったことない。
もちろんライブでも行ったことがなく…

なぜだ?

今のこの時代、無名のバンドのCDを大量に入荷するなんて…
ましてや東北で実績の無いバンドのCD…

嬉しい半面、ずっと疑問でした。

なにやらサンプルCDを聞いて、これは良い!
と入荷を決めてくれたんだそう。

これを聞いたのが発売からちょうど2週間後くらい。

CDを発売すると、言い知れぬ喜びと同時にでっかい不安が
襲ってくる。

売れなかったらどうしよう…
という不安。

もっとああしておけば、こうしておけば。

そんな後悔は常で、今はまだ目に見えないセールスという
壁に、毎日毎日どうしようも無い不安にかられる。


CDショップに行って、棚から一枚もCDが減って無かった日には
もう…

まぁ常に店頭には在庫を補充するのだから、売れていたとしても棚一杯に
CDがあるお店もあるんだけど。

そんなループに陥っている中にこの知らせが。



「行くしかない」

その考えになるのに、5秒もいらなかった。


ライブでも
挨拶だけでも

何でもいい。

とにかく現地に行かなければ。
行きたい!


正直な話、人から見たら良くも悪くもこれは「営業」
ようするに「仕事」。

だから偉くもなんともない当然の事…
それでも良かった。

とにかく直接感謝を伝えに行きたかった。

話によると、今はまだ復興最優先で、ライブとなると
数か月先になってしまうとの事。


当然だ。


バンドマンとしてはライブをしに行く事と
CDショップに挨拶に行くのは出来れば同時に
というのが正直なところだと思う。

それでも感謝を伝えに行きたい。

車で8時間超。

650kmほどの道のりを行く途中もずっとずっと
気持ちは前向きだった。

福島のSAで朝方休憩を取った時、たくさんの観光客が
朝食を取っていて、平日なのに活気があった。

想像していたのとは違う風景にどうしても嬉しくなる。

宮城県仙台市に入ると、所々で土嚢が積まれていて、
歩道は陥没し、マンホールは浮き上がり、道路はぼこぼこ。
舗装された遊歩道はめくり上がり、地肌が見える。

ナビの案内する道は通れず、少し迂回する。

この時点で海からは10kmくらい離れていて、津波の被害というよりは
地震の揺れそのものという感じ。

現状を目にしたい。
そんな想いから塩釜港に立ち寄ることにして、海に向かうと海から300m〜500mくらいのところの歩道に漁船が何隻も横たわっているのが見える。
瓦礫が小さな丘くらい積まれていて、建物の一階部分は鉄骨のみ
になっているところもある。

津波を乗り越えた船、海上保安庁の巡視船「まつしま」もいた。

目に付いたのは学習塾の建物。
ガラスは割れて、いまだに中に入れない様子。

高さ2〜3mくらいの柱に水の跡が付いている。

それでも港は思ったよりも綺麗にされていて、復興が着実に進んでいる事を知れた。

すこし小高い住宅街に入ると、建物の損傷はそんなに見られなかった。
道路も綺麗に直されたのか、わからないけど、海辺の道とは全然違う。

改めて今回の地震の被害は津波が占めるところが大きいと実感。

スクラムに向かう途中

「遺体安置所 ●●体育館」

という看板を何回も目にした。
もう4カ月経とうとしているのに。

どうしよもない感情に陥ったまま、スクラムに挨拶に行くと
笑顔で迎えてくれた。

なんでも6月30日にようやく営業を再開出来たとのこと。
岐阜から来たことに凄く喜んでくれて、ライブハウスも紹介してくれた。

なんだか逆にパワーを貰ってしまった。

とにかく嬉しかった。
自分たちが足を運んだだけで、少しでも喜んでくれる人がいるなんて。

40分くらい話しこんだかな。3月11日から今までの事、これからの事、
仙台の音楽シーンの事…
挨拶としては長すぎるくらいの話をして、またライブに来ますと
約束をした。


お店を出て、仙台名物「牛タン」を食べに。

正直、贅沢を出来るほどお金もないが、被災地で金を使わずして
どうする!?と迷わずイン。

有名店も分からないので、とりあえず最寄りの牛タン店で。

美味すぎる。
最高に美味すぎる。

何より店員さんの笑顔で丁寧な接客、丁寧な調理…

そういえばコンビニだろうがどんなお店に行っても丁寧な接客
だよな〜なんて話をしつつ、ちゃっかりお土産まで買う。

被災して移転を余儀なくされたライブハウス・仙台マカナの店長
佐藤さんも熱い、良い人でした。

また必ずお世話になります。

そのあとは何店舗か挨拶をして、帰りは福島辺りまで下道で帰る事に。
その時、気づいたのは、民家の明かりが一室ついているか、全くついて
いないかという暗い真っ暗だったこと。

幹線道路沿いのお店は明るかったけど、それ以外は暗闇。

そんな印象がある。

節電かな?その意識の高さに感服しました。

深い傷がまだまだ消えるはずもない4カ月目。
僕らが見た被災地はほんの一部で、出会った人もほんの一部。

それでも迎えてくれる人達は謙虚で、強く、優しい。

これが僕が感じた被災地の現実。

1300kmを一人で運転しきった知也に乾杯!!!
Posted by  the Canadian Club  at 22:49  | TrackBack ( 0 ) | 徒然日記
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